2016年おさえておきたい職場で話題になる10のトレンド情報

ビッグデータの信頼性が高まり、仕事の取り組み方を変えるテクノロジーの活用は増すだろう。また、従業員の健康へのフォーカスも高まる。
職場での問題、マネージメント、コーチング、トレーニング、パフォーマンス、ワークライフバランスなどを研究している産業や組織の専門的な心理学者は、毎年、トレンドを予測している。今年は10のトレンドが発表された。
目次
1, Big Data
過去数年にわたり、ビッグデータは注目され続けてきている。組織は、ビッグデータを用いて、より良い判断を下せるように、今も分析している。ビッグデータをより理解し、それぞれの組織に適した使い方をできるようにすることが今後も課題になっていくだろう。
2, テクノロジーの変化
仕事の取り組み方を変える、テクノロジーの変化にも注意が必要だ。テクノロジーの変化により、今後の雇用やトレーニングの仕方も変わってくるので早いうちから注目するべきだ。
3, ヴァーチャルチーム
出勤しなくても良い形態が増えてきているため、組織は従業員をどう管理するか、どう助けていくかが重要になってきている。皆が同じ場所で働かないという環境で、生産性とエンゲージメントを高いレベルで保つ方法を理解していかなくてはいけない。
4, パフォーマンスの向上
年に数回パフォーマンスを評価する仕組みは時代遅れになってきている。同様にランキングシステムなども使われなくなってきている。 従業員との日々の交流の中で、組織全体の向上を計る方法が注目されている。
5, エンゲージメント
多くのリサーチがエンゲージメントの高い従業員の利点を上げている。期待以上の働きをしたり、同僚を進んで助けたり、イノベーションを起こしたりと貢献度が高い。エンゲージメントレベルを上げることに多くの組織は注目するだろう。
6, 健康
健康的で幸福度を高く感じている従業員は生産性が高いことが報告されており、組織の注目は、どのようにしてそのような職場を作るかに集まるだろう。従業員の体と心の健康のみが組織全体を向上させる方法だと心理学者たちは考えている。
7, 柔軟性と迅速さ
顧客のニーズとマーケットの変化に対応するために、多くの組織は柔軟性と迅速さが重要だと考えている。それらなくして、急速な変化には対応できなくなっていくだろう。
8, ワークライフバランス
従業員一人一人にとって、理想のワークライフバランスは変わってくる。特に世代によって大きく変わる。組織はそれぞれの従業員にとってできるだけ理想に近づけるような、効果の高い方法に注目するだろう。
9,多様性
多くの組織が、職場の多様性の大切さに気づいてきている。多様性に価値観を見いだす従業員を組織は必要としていくだろう。
10, ソーシャルメディア
2016年はさらに多くの企業がソーシャルメディアを活用すると予測される。オーディエンスとの交流、トレンドリサーチはもちろんのこと、雇用にも活かされることだろう。